テレコン概要（無線、クレーン、安全、歴史について） - 国産の産業用無線メーカー。安全な遠隔操作で産業機器を制御する

テレコンとは

スイッチなどの制御信号（電気信号）を電波に変換し、離れた場所に制御信号（電気信号）を伝えるものです。「テレコン」の語源は、1963年にクレーン用無線操縦装置を、ホビー用の「ラジコン（ラジオコントロール）」、家庭一般用の「リモコン（リモートコントローラー）」と区別するため、アンリツが「tele-control」（tele-：遠くの物を、control：制御する）を略して「テレコン」と名付けました。
当社の製品では、スイッチなどの制御信号（電気信号）を電波にして送る「制御器」と、受信した電波を制御信号（電気信号）に変換する「受信装置」から構成されます。
無線なので、ケーブルレスになり、電気配線が困難な場所や、場所を移動しながらの操作が必要な環境からの制御に適しております。

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テレコンの安全性

テレコンは各種の設備を遠隔から無線操作するからこそ、安全性に対する様々な配慮が求められます。
当社では、50年以上に亘り安全性が求められる設備の無線制御製品を提供し続けております。蓄積した安全ノウハウを基に、日頃からの徹底した現場リサーチや、お客様の声を、フェールセーフ思想・フールプルーフ思想で、安全を形にしています。さまざまな安全機能を開発・実装することで、お客様に対して高い安全性の実現に貢献できるよう努めております

「安全の実現│金陵電機のめざす安全とは」のページ⇒

金陵電機の3つの強み

お客様の悩みはそれぞれの会社、工場、部署で異なります。
私たちはそれぞれの担当者様の悩みに対して個別に柔軟に対応できる３つの力があります。
金陵電機の3つの力・強みは、①作業環境を改善できる提案力、②現場に精通したサービス力、③要求を迅速に反映できる設計・開発力です。 これらの力を発揮して、当社の商品や、サービスを通じてお客様の悩みを解決できる事が私たちの喜びです。

①作業環境を改善できる提案力

第一に、現場重視の営業活動を行います。
全国の営業拠点に、サービスマンや工事責任者を経験している営業がおり、クレーン・ホイスト設備や、搬送台車などが、どのように扱われているかを、現場や設備の実態をよく理解した上で適切なテレコン・無線種別の選定、ソリューション提案を行うことができます。
販売するだけの立場ではなく、工場や設備の現場確認を通じて設備をより無線制御で安全に操作し、快適に作業いただけるかを最適なテレコンを提案するパートナーとして、現場を重視した支援を行います。

無線システム提案
（クレーンの無線化、工場の無線ソリューション事例）のページへ⇒

②現場に精通したサービス力

設備の復旧を最速で行うために、持込修理だけでなく、出張修理を含めてフルサポートします。
金陵電機では全国にサービス拠点を設けており、お客様ごとにカスタマイズした製品でも、早期復旧が必要な設備に関して、できるかぎり即日出張修理を行える体制を整えております。
また、定期的にテレコンメンテナンス講習会を開催しており、お客様にトラブルシューティング対応の教育を通じて、しっかりとした支援を行います。

サポート情報
（修理、定期点検、無線電波調査、保守サービス）のページへ⇒

③要求を迅速に反映できる設計・開発力

金陵電機は「テレコン」開発のパイオニアです。
多様化・複雑化する設備に対応するために、お客様の使用環境や、使用状況を常に聞き取り、テレコンメーカとして新たな分野の調査・研究を実施し続けております。また、開発段階において、JIS規格、IEC規格、および、当社自主規格を基に各種環境試験を実施し、安全性、信頼性、耐久性が高い品質で確保されていることの検証を行うことにより、安心してご使用いただける製品づくりにつとめております。

テレコン製品～開発のこだわり～のページへ⇒

テレコンの歴史

1963年に無線通信技術の応用製品として産業用に安全に無線操作ができるリモコンとしてテレコンは開発されました。当初は鉱山における掘削作業の危険作業回避のために利用されていましたが、省力効果と高い安全性が認められ、現在では製鉄所や製紙工場をはじめ、造船所や建設現場、食料品製造現場、輸送用機械製造現場など幅広い産業分野でテレコンが利用されています。