ハンドヘルドスペクトラムアナライザ
スペクトラムマスタ
MS2720T 9 kHz~9 GHz/13 GHz/20 GHz
高性能コンパクトサイズ、スペクトラムアナライザ
- マイクロ波(9 kHz~20 GHz)をカバー
- 新スプリアス規格対応狭帯域無線スプリアス測定
※9GHzモデル
位相雑音(offset from 300 MHz、Typical)
1 kHz -111 dBc/Hz
10 kHz -114 dBc/Hz
62.5 kHz -115 dBc/Hz
100 kHz -117 dBc/Hz
-
- オプションにより、各種変調解析機能・RF測定機能を搭載可能
- AM、FM解析機能
- USBパワーセンサ対応、送信機のパワーを高確度で測定
- 病院での患者のテレメトリを含む様々な状況下における干渉問題の調査に
- Burst Detect機能:200µsバースト信号をキャプチャ可能
- 20 GHzまでのトラッキングジェネレータ機能(CW信号源)、妨害波解析機能など
- バッテリ駆動(3時間)
基本性能
項目 | 規格 |
---|---|
周波数範囲 | 9 kHz~9/13/20 GHz |
ダイナミックレンジ | >106 dB (RBW 1 Hz、@ 2.4 GHz) |
位相雑音 | -108 dBc/Hz (10 kHz オフセット、@ 1 GHz、Opt. 0709) |
振幅確度 | ±0.5 dB (代表値) |
周波数確度 | 周波数確度: ±0.3 ppm (25°C ±25°C)+ エージング エージング: ±1.0 ppm/10年 |
MS2720Tは、9 kHz~20 GHzまでの周波数範囲をカバーし、モバイル基地局の登録点検やマイクロ波回線保守など、さまざまなフィールド測定を必要とする環境や用途においても高確度な性能を提供します。
フィールドマスタ™
MS2080A 9 kHz~4 GHz/6 GHz
4 GHz / 6 GHzハンドヘルド スペクトラムアナライザ。オプションで、リアルタイムスペクトラムアナライザやケーブル・アンテナアナライザ機能も追加でき、干渉波探索や5G/LTE試験にも。
- 最大40 MHz帯域幅RTSA(リアルタイム スペクトラムアナライザ)
- 干渉解析機能
- AM/FM解析機能
- 5GNR解析(~6 GHz)
- AM/FM復調
- LTE FDD/TDD測定
- カバレッジマッピング
- USBパワーセンサ対応、送信機のパワーを高確度で測定
- S331Pサイトマスタを使用した、基地局サイトでのRFケーブル、アンテナ測定。
- 10インチの大画面高解像度タッチ スクリーン
- 日本語表示対応
- バッテリ駆動(3時間)
基本性能
項目 | 規格 |
---|---|
周波数範囲 | 9 kHz~4/6GHz |
掃引速度 | 45 GHz/s |
位相雑音 | -95 dBc/Hz @ 1GHz, 100 kHz オフセット |
DANL | < -165 dBm(プリアンプON) |
最大入力 | +30 dBm |
ダイナミックレンジ | >105 dB @ 2.4 GHz, 2/3 (TOI-DANL) , 1 Hz RBW |
振幅レンジ | DANL~+30 dBm |
MS2080Aは、フィールドで頻繁に使用するさまざまな測定機能をひとつの筐体に統合したスペクトラムアナライザです。
作業者はひとつのユーザインタフェースで複数の測定を実施できるため、フィールドへいくつもの機器を持ち運ぶ必要がなく、現場作業の効率が上がります。
MS2080Aは、アンリツのフィールド測定器を長年開発してきた実績・知見を基に開発されました。
MS2080Aは、フィールドでの作業時に受ける可能性のある衝撃や打撃に耐えるように設計されています。
重量が4 kg未満と軽量、コンパクトで持ち運びに便利です。オプションのショルダーハーネスをソフトケースに装着すれば、屋外での長時間の使用も楽になります。
市販のモバイルバッテリを使用すると、6時間以上の連続稼働も可能です。また、ソフトケースを装着するとIP52の防塵・防滴性能を発揮します。これらフィールドでの測定に適した設計により、作業者は場所を選ばずに、必要な測定を実行できます。
フィールドマスタ プロ™
MS2090A 9 kHz~9/14/20/26.5/32/43.5/54 GHz
5GNR基地局試験、最大110 MHzスパン設定が可能なリアルタイムスペアナ
- RTSA(リアルタイムスペアナ)帯域幅:22 MHz(標準)、55 MHz、110 MHz(オプションによる)
- 干渉波の探索およびスペクトラムクリアリング
- 放送送信機解析
- 衛星システムの監視 – ダウンリンク信号への干渉や雑音を調べる電波監視に
- パルスレーダ測定
- LTE 基地局の測定
- 5GNR解析機能
- 5Gカバレッジマッピング
- USBパワーセンサ対応、送信機のパワーを高確度で測定
- S331Pサイトマスタを使用した、基地局サイトでのRFケーブル、アンテナ測定。
- 10インチの大画面高解像度タッチ スクリーン
- 日本語表示対応
基本性能
項目 | 規格 |
---|---|
周波数範囲 | 9 kHz~9/14/20/26.5/32/43.5/54GHz |
DANL | < -164 dBm(プリアンプ) |
TOI | +20 dBm(代表値) |
解析帯域幅 | 110 MHz |
振幅レンジ | DANL~+30 dBm |
位相雑音、1 GHz時 | >-110 dBc/Hz @ 100 kHz オフセット(代表値) |
振幅レンジ | DANL~+30 dBm |
復調 | 5GNR、LTE FDD/TDD、RF、および変調品質とSSB信号解析 |
分解能帯域幅(RBW) | 1 Hz~10 MHz |
RTSA帯域幅 | 22 MHz、55 MHz、110 MHz(オプションによる) |
MS2090Aは、従来の小型ハンドヘルド計測器では不可能だった高いパフォーマンスを提供します。
9 kHz~最大54 GHzの広い周波数範囲を切れ目なくカバーし、5Gテストの諸課題に応えるだけでなく、無線バックホール、航空宇宙/防衛システム、衛星システム、レーダを含め今日使用されている他の無線技術全般をサポートできるよう特別に設計されています。
MS2090Aは、表示平均ノイズレベル(DANL)、3次相互変調歪(TOI)など最高レベルのRF性能を実現し、スペクトログラム表示機能、チャネルパワーおよび占有帯域幅などの豊富な測定機能も備えています。
これにより、無線機評価、干渉電波調査、アンテナアライメント、高調波、歪みなどさまざまな測定に活用できます。
リアルタイム・スペクトラムアナライザ(RSTA)のスパン幅は22 MHz(標準)~110 MHz(オプション)あり、2.4 GHz帯ISMバンド全体の電波干渉監視ができます。
IQキャプチャ機能も活用するとフィールドで取得した信号をより詳細に解析できます。
スペクトラムマスタ
MS2760/62A 9 kHz/6 GHz~32 / 44 / 50 / 70 / 110 /145 / 170 GHz
ミリ波スペクトラムを手の中に
- 1つのRFコネクタで、9 kHzから170 GHzまでの広帯域信号入力が可能
- 超小型軽量で被測定物に直接接続が容易
- USBでPCと接続するだけの簡単セットアップ
- 全帯域に渡ってフラットなノイズフロア
- 電波天文学、自動車レーダ、ワイヤレスバックホール、802.11ad、衛星通信など各種ミリ波アプリケーションに対応
- 特許取得のNLTLにより100dB超のダイナミックレンジ
基本性能
型式 | MS2760A | MS2762A |
---|---|---|
周波数範囲 | MS2760A-0032:9 kHz~32 GHz MS2760A-0044:9 kHz~44 GHz MS2760A-0050:9 kHz~50 GHz MS2760A-0070:9 kHz~70 GHz MS2760A-0110:9 kHz~110 GHz MS2760A-0145:9 kHz~145 GHz MS2760A-0170:9 kHz~170 GHz |
MS2762A-0032:6 GHz~32 GHz MS2762A-0044:6 GHz~44 GHz MS2762A-0050:6 GHz~50 GHz MS2762A-0070:6 GHz~70 GHz MS2762A-0110:6 GHz~110 GHz MS2762A-0145:6 GHz~145 GHz MS2762A-0170:6 GHz~170 GHz |
ダイナミックレンジ 2/3(TOI~DANL)1 Hz RBW |
> 103 dB @70 GHz | > 108 dB @70 GHz |
DANL(RMS検出) 1 Hz RBW、IF Gain = On |
-130 dB 代表値(70 GHz~90 GHz) -120 dB 代表値(110 GHz~145 GHz) |
-141 dB 代表値(70 GHz~90 GHz) -129 dB 代表値(110 GHz~145 GHz) |
RFコネクタ (互換:SMAおよび3.5 mm)
V = 1.85 mm (互換:2.4 mm)
W1 = 1.0 mm |
MS2760A-0032:K(m)コネクタ MS2760A-0044:K(m)コネクタ MS2760A-0050:V(m)コネクタ MS2760A-0070:V(m)コネクタ MS2760A-0110:W1(m)コネクタ MS2760A-0145:0.8mm(m)コネクタ MS2760A-0170:0.8mm(m)コネクタ |
MS2762A-0032:K(m)コネクタ MS2762A-0044:K(m)コネクタ MS2762A-0050:V(m)コネクタ MS2762A-0070:V(m)コネクタ MS2762A-0110:W1(m)コネクタ MS2762A-0145:0.8mm(m)コネクタ MS2762A-0170:0.8mm(m)コネクタ |
振幅精度 | ±0.5 dB、代表値(20~30℃) | ±0.5 dB、代表値(20~30℃) |
周波数精度 | 精度:±0.2ppm(25±25℃)+aging Aging:±1.0ppm/year |
精度:±0.2ppm(25±25℃)+aging Aging:±1.0ppm/year |
MS2760Aは、非線形線路の独自技術を使用した周波数変換MMICにより9 kHz~170 GHzの広帯域周波数範囲と手のひらサイズの小型軽量を同時に実現しました。
従来スペアナとミキサを組み合わせたシステムでは機器構成が複雑で、測定周波数が変わると機器交換が必要な場合もありました。
MS2760A/62Aでは1つのRFコネクタで広帯域をカバーしますので、このような手間は不要で、PCとUSBで接続するだけですぐ
に使用できます。また、この小型サイズによって従来では難しかった被測定物への直接接続も可能になり、測定ケーブルを省くこともできるようになりました。
MS2762Aは、MS2760Aに比べ90 GHzで約9 dBノイズフロアが改善されています。
LMRマスタ™
S412E
陸上移動無線(LMR)システムの評価やアンテナ、ケーブルなどの点検保守
- 陸上移動無線(LMR)のアナログFM の送受信試験をサポート
- スペクトラムアナライザ、アナログ信号発生機能を標準搭載。1台で送信、受信試験が可能
- USBパワーセンサ対応、送信機のパワーを高確度で測定
- AM/FM/PM 解析機能
- リターンロス、VSWR、挿入損失、S11/S21、障害位置検出
- 変調解析機能:NBFM(アナログ)、P25 & P25 Phase 2、TETRA、NXDN、dPMR、DMR、PTC-ACSES、PTC-ICTR、LTE-FDD、LTE-TDD
- 日本語表示対応
- バッテリ駆動(3時間)、重量3.5kg
LMRマスタ S412Eは、陸上移動無線(LMR)のさまざまなデジタル、アナログなどの送受信試験をサポートします。
LMRマスタは、スペクトラムアナライザ、ベクトルネットワークアナライザ、アナログ信号発生機能やパワーモニタ機能も標準で搭載しており、1台でさまざまな測定が可能で、複数の測定機材を持ち運ぶ必要がなく、作業効率を向上できます。
基本性能
スペクトラムアナライザ
項目 | 規格 |
---|---|
周波数範囲 | 9 kHz~1.6 GHz(~6 GHz:オプション) |
RF入力ダメージレベル | +33 dBm |
位相雑音(@1 GHz) | –110 dBc/Hz(代表値)(10 kHzオフセット) –112 dBc/Hz(代表値)(100 kHzオフセット) –121 dBc/Hz(代表値)(1 MHzオフセット) |
ベクトルネットワークアナライザ
項目 |
規格 |
---|---|
周波数範囲 | 500 kHz~1.6 GHz(500 kHz~6 GHz:オプション) |
測定時出力パワー(代表値) | 初期値 :–5 dBm(500 kHz~6 GHz) ハイパワー:+3 dBm(500 kHz~<3 GHz)、0 dBm(3 GHz~6 GHz) ローパワー:–25 dBm(500 kHz~6 GHz) |
トレースフォーマット | シングル、デュアル、トリプル、クワッド シングルフォーマット時、4つのトレースの重ね書きが可能 |
グラフタイプ |
ログ振幅、SWR、位相、実数、虚数、群遅延、スミスチャート、ログ振幅/2(1ポートケーブルロス)、リニアポーラ、ログポーラ、実数インピーダンス、虚数インピーダンス |
CW信号発生機能
項目 |
規格 |
---|---|
周波数範囲 | 500 kHz~1.6 GHz |
レベル確度(代表値) | 2.0 dB(CW、温度範囲:15°C~35°C、–120~0 dBm) |
送信出力レベル |
–130(規格:–120~)~0 dBm、0.1 dB分解能 |
送信パターン |
CW、AM(1 kHz)、FM(1 kHz) |
NBFMアナライザ測定項目
NBFMアナライザ | NBFMカバレッジ(オプション31とGPSアンテナが必要) |
---|---|
キャリアパワー キャリア周波数 周波数エラー FMデビェーション(ピーク、平均、RMS) 変調レート SINAD 抑制感度 |
RSSI THD SINAD 外部 SINAD |
フィールドマスタ™
MS2070A 9 kHz~3 GHz
現場向きの耐久性の高い筐体で3 GHzまでの優れた性能と多くの機能を装備。さまざまな汎用RF測定、フィールドRF測定に。
- 測定画面の動画記録/スロー再生によるスペクトラム観察
- スマート測定:チャネルパワー、占有帯域幅、隣接チャネルパワー、スペクトラムエミッション、C/I、電界強度測定
- AM/FM変調解析機能
- パワーメーター
- ケーブル・アンテナアナライザ
- AM/FM復調
- 指向性アンテナを使用した干渉波探索
- USBパワーセンサ対応、送信機のパワーを高確度で測定
- 10インチの大画面高解像度タッチ スクリーン
- 日本語表示対応
- バッテリ駆動(3時間)
基本性能
項目 | 規格 |
---|---|
周波数範囲 | 9 kHz~3 GHz |
掃引速度 | 32 GHz/s |
位相雑音 | -97 dBc/Hz @100 kHz オフセット |
DANL | < -167 dBm(プリアンプON) |
最大入力 | +30 dBm |
ダイナミックレンジ |
>105 dB (代表値) |
入力ダメージレベル | +37 dBm(5W) |
MS2070Aは、3 GHzまでのスペクトラムアナライザで、汎用性と高い性能・機能を提供します。
10インチの大画面高解像度タッチ スクリーンは、測定画面が見やすく、操作性に優れています。
重量は4 kg未満、標準搭載のバッテリで約3時間動作可能です。ソフトケースに収められており、埃、水滴などの影響を受けにくいため、フィールドでの測定に最適です。
また、スタンドも搭載しており、EMIテストのプリコンプライアンス試験やRF回路検証など実験室などでの利用にも適しています。