モバイル/ワイヤレス通信用測定器
ユニバーサルワイヤレステストセット
MT8870A/MT8872A MU887002A:400 MHz~6 GHz/7.3 GHz、MU887001A:10 MHz~3.8 GHz/6.0 GHz
最新の無線通信規格(5G NR/Wi-Fi6E/Wi-Fi7など)に追従した大量生産ライン向け測定器
- 最大4台分の測定機能を1シャーシに搭載し、高密度な測定系を実現
- 1つのモジュールに信号発生器、シグナルアナライザ搭載
- 入替可能なモジュール方式で製造ダウンタイムを削減
- 多様な通信規格に対応
5G NR、LTE/LTE-V2X、W-CDMA/HSPA、TD-SCDMA、GSM/EDGE、CDMA2000/1xEV-DO、IEEE 802.11be/ax/ac/n/a/g/b/p(V2X)、Bluetooth、Zigbee、Z-Wave、GPS/GLONASS/BeiDou/Galileo/QZSS、DVB-H、ISDB-T - スロットあたり12個の測定端子から0 dBm(Max)の同時信号出力に対応
- オーディオアナライザ/ジェネレータ内蔵でFM測定対応
MT8870Aは、最大で4スロット分の送受信テストモジュール MU887000A/MU887001A/MU887002Aを装着できるシャーシです。MT8872Aは、2スロットに対応した省スペースに特化したシャーシです。
テストモジュールの各スロットにはシグナルアナライザ機能とベクトル信号発生器が搭載されており、各スロットを独立した測定器として使用できます。MT8870A/MT8872Aにソフトウェアライセンスを搭載することにより、各種の無線通信方式に準じた送受信測定(電力、周波数、EVM、スペクトラムマスク、受信感度など)ができます。
Bluetoothテストセット
MT8852B
最新規格Bluetooth® v5.4に対応
- Bluetooth® SIGで規定されたRFテスト手順に準拠
- Bluetooth SIGに認定された業界標準のRFテストセット
- Bluetooth core specification v5.1で追加された、Angle of Arrival/Angle of Departureをサポート
- 9項のBasic Rateテストケース、8項のEDRテストケースをサポート
- 30項のBluetooth low energyテストケースをサポート
- プリセットされたスクリプトにより、Basic Rate、EDR、Bluetooth low energyのテストを1回のボタン操作で実行
- BlueSuite Pro 3 PCソフトウェアで、FSK変調、パワーバーストプロファイル、PSKコンスタレーションダイアグラム、受信感度サーチなどを表示
- Adaptive Frequency Hopping(AFH)機能の検証をサポート
- Bluetoothテストモードで測定を実行されるループバックまたはTxモードをサポート
MT8852Bは、最新のBluetoothコア仕様のRF送受信特性を評価します。フルループバックに対応、高速測定ができます。
ワイヤレスコネクティビティテストセット(WLAN用測定器)
MT8862A 2.4/5/6 GHz Band
WLAN搭載機器のRF送受信特性評価に(Wi-Fi7対応)
- 幅広い接続性サポート
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/beのAPモード/STAモードでの接続をサポートし、セキュリティ接続もサポート - ネットワークモード対応
チップセット制御・テスト用ファームウェアが不要
実動作状態でのRF送受信特性が測定可能 - 最新規格IEEE 802.11be Extremely High Throughputに対応
802.11beがサポートする3つの周波数バンド、320 MHzチャネル帯域幅、4096QAMのRF特性測定をワンボックスで実現 - OTA環境下での安定した測定
信号が不安定になりがちなOTA環境下でも安定した測定が行えるため、試験工数の削減に貢献 - MIMO測定対応
2×2MIMOでRF性能が評価可能
MT8862Aは、WLAN搭載機器の設計時および品質評価時に有用なRF送受信特性測定器です。
測定対象となるWLAN搭載機器の性能を実動作状態で測定できるネットワークモードに対応しています。
WLANプロトコルを使用しないで評価するダイレクトモードにも対応しているため、開発中の試作機の評価も可能です。
このようにMT8862Aは1台でWLAN搭載機器を多面的に検査できます。
シグナリングテスタ(基地局シミュレータ)
MD8475B 350 MHz~6000 MHz、8Tx/4Rx
無線端末のアプリケーションを総合的に評価
- シナリオを必要としない試験環境を実現
- 最大8TX/4RXのRF数(上限6 GHz)を搭載可能、LTE-Advanced 3CA/4CA/5CAを1台でサポート
- LTE-Advancedからレガシー(2G/3G)通信まで、マルチ通信試験の実現
- IMS/SMSサーバを内蔵しVoLTE/SMS試験等が実施可能
- Packet Traffic Generatorの内蔵によりLTE-Aギガビットスループット測定が可能
- RCS、WLANオフロードなど、スマートフォンの機能試験が可能
- eCall(ETSI規格、CEN規格)、韓国eCall(ITSK-WD-19003)、NG eCall(CEN/TS 17240:2018)、ERA-GLONASS(GOST33467)対応
- SmartStudio Managerにより、試験を自動化。24時間の連続試験が可能
MD8475Bは、無線端末の多様な試験に対応します。
SmartStudioとMD8475Bを使用することにより、多くの機能とアプリケーションを搭載するスマートフォンをはじめとした無線端末の多岐にわたる複雑な試験を1台で行えます。
ラジオ コミュニケーション アナライザ
MT8821C 30 MHz~3.8 GHz、3.8 GHz~6.0 GHz(オプション)
LTE/LTE-Advanced、Cat-M/NB-IoT、3G/2GのRF TRX測定や5G NSA環境での アンカー動作に対応する開発向け一体型無線機テスタ
- LTE-Advanced Pro、IoTからレガシー(2G/3G)通信まで、マルチ通信方式に対応。
- 3GPP RF試験規格に準拠した送受信試験がGUI操作で簡単に可能。また、項番を選ぶだけの簡単な操作で自動試験が可能なツールも用意
- IMSサーバ搭載によりVoLTE試験に対応
- 従来機種のMT8820Cと機能、性能、リモートコマンドの互換性があり、MT8820CからMT8821Cへのアップグレードにも対応
- 上限周波数6 GHzまで対応
- 160 MHz帯域幅(送信/解析)
- 次世代GUIと大画面タッチパネル
- MT8820シリーズとの互換性
ラジオコミュニケーションテストステーション
MT8000A
この1台で、5GのRF測定/プロトコル試験/アプリケーション試験に対応
- FR1(~7.125 GHz含む)からFR2(ミリ波帯)までのRF測定、プロトコル試験、アプリケーション試験を1台でサポート
- 3GPP Rel.17以降のRedCap、NTNといった最新のモバイル通信トレンドをいち早くサポート
- 複数の位置/方向にアンテナ設置が可能なMA8171A RF Chamberと組み合わせることで、FR2でのBeam Management試験が可能
- MA8172A CATR chamberと組み合わせることで、3GPP準拠のFR2 TRx試験が可能
- モジュラーアーキテクチャにより、用途に応じたテスト環境をフレキシブルに構築
- SA(Standalone)試験およびNSA(Non-Standalone)試験の両方をMT8000Aでサポート
NSA試験には既存のLTEテスト環境も使用可能 - NR、LTEのプロトコル試験を強力にサポート、NSA LTE Anchor機能試験や10 Gbpsを超えるIP Throughput試験に対応可能
- フェージング環境下でのプロトコル試験を1台でサポート
- 多岐に渡るバンド・CA・MIMO組み合わせでの最大IPデータスループット試験が実施可能
- OTA Chamberと組み合わせることで、ミリ波帯のRF測定や、ビームフォーミング試験もサポート
- 各試験用途ごとに最適なツールを用意
MT8000Aは、5GのRF測定/プロトコル試験/アプリケーション試験に対応したプラットフォームです。世界各国で使用される5G通信の周波数帯に対応したチップセット、通信端末などの開発を強力に支援します。