アンリツ、Skylo 認証を取得しNTNのグローバル展開を加速
2026/01/30
~RF・プロトコルテストケースの認証を取得、3GPP Release 17準拠のNB-IoT NTNデバイス検証を支援~

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、Skylo Technologies, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下 Skylo社)との協業により、同社が定める非地上系ネットワーク(NTN)仕様に対応したRFおよびプロトコル試験用テストケースの認証を取得しました。
本認証取得により、アンリツの試験プラットフォーム「ME7873NR」「ME7834NR」は、Skylo向けRF・プロトコル試験が包括的に可能となり、NB-IoT NTNデバイスが3GPP Release 17に準拠したSkyloネットワーク上で確実に動作することが保証されます。
近年、モバイル事業者や企業が、遠隔地、産業拠点、海上など、従来の地上ネットワークが届きにくい領域での通信を追求するにつれ、衛星と地上ネットワークを連携させた通信の重要性が増しています。
Skylo社のNTNは、省電力・低コストかつ高信頼なNB-IoT通信を提供し、農業、物流、海事、鉱業などの分野で、リモートセンシング、資産管理、安全確保といった用途に活用されています。
今回認証を取得したアンリツの試験プラットフォーム「ME7873NR」「ME7834NR」は、自動化された再現性の高い試験環境を提供し、Skylo社向けNB-IoT NTN対応のチップセット、モジュール、デバイスの検証に対応します。
3GPPが規定する4G/5GプロトコルにNTN固有パラメータを組み合わせることで、実ネットワークに近い環境を正確に再現し、試験時間の短縮とデバイスの早期市場投入の実現に貢献します。
また、本ソリューションは地上ネットワークと非地上系ネットワークの両方に対するエンドツーエンドの検証を単一環境で提供し、衛星チャネル条件や軌道ダイナミクスをリアルにエミュレートすることで、デバイス性能を総合的に評価します。
これにより、グローバル市場への展開が予定されているデュアルモードNTNデバイスの相互運用性、信頼性、高性能が保証されます。
Skylo Technologies共同創業者兼CTO Andrew Nuttall 氏は、次のように述べています。
「アンリツとの協業を通じ、NTN領域におけるイノベーションをさらに加速できることを大変嬉しく思います。
本協業は、信頼性の高い高性能な接続環境を世界市場へ提供していくという共通の目標を強化するものです。
私たちは共に、衛星通信の可能性を再定義する次世代のデバイスとサービスを実現していきます。」
アンリツ モバイルソリューション事業部長 横尾 大三郎は次のように述べています。
「Skylo社との協業は、NTN技術の進化に向けた重要な一歩です。
本取り組みは、相互運用性を推進し、グローバル通信の未来に向けた新たな指標を確立するという、両社の共通のコミットメントを示すものです。」
Skylo社は3GPP Release 17仕様に準拠しながら、衛星ネットワークでの性能と相互運用性を向上させる“Standards Plus”拡張機能を開発しています。
これらのSkylo社の拡張仕様に対応し認定されたデバイスは、拡大するNTNネットワークを通じて強固な接続性と円滑なユーザー体験を提供します。
アンリツは今後もSkylo社との協業を通じ、5Gデバイス開発を支援し、グローバル市場におけるデータ・音声・メッセージングの円滑な接続環境の実現に貢献してまいります。
関連情報
Skylo Technologies社 について
米国カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くグローバルな非地上系ネットワーク(NTN)サービスプロバイダです。
スマートフォン、ウェアラブル、車載機器、IoTセルラーデバイスが既存の衛星を介して直接接続できるサービスを提供しています。
衛星経由で接続されたデバイスは、3GPP規格準拠のクラウドネイティブ基地局とコアを備えたSkylo社の商用NTN vRANによって管理・サービス提供されます。
Skylo社は既存の衛星事業者、ネットワークオペレーター、デバイスメーカーと連携し、地上ネットワークと衛星ネットワークをシームレスにつなぐ「いつでも、どこでも」利用可能な接続環境を提供しています。
同社は、農業、海事、物流、鉱業などの産業分野における屋外環境での機器接続や、作業機器のワークフロー管理に加え、一般消費者向けデバイス市場においても、接続サービスの実現に注力しています。詳細は https://www.skylo.tech/ をご覧ください。
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