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【アンリツニュース】アンリツ、ハンドヘルド型のスペクトラムアナライザの解析帯域幅を150 MHzへ拡張

2025/05/26

 

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、スペクトラムアナライザField Master Pro MS2090Aの解析帯域幅を拡張したことを発表しました。Field Master Proは、過酷な環境下に強いハンドヘルド型のバッテリー駆動でありながら、ベンチトップ機並みの性能を備えており、幅広い通信業界で活躍するRFエンジニアにとって不可欠なツールとなっています。

 

今回の新しいファームウエアでは、ハンドヘルド型スペクトラムアナライザとしては業界トップクラスの最大150 MHzの解析帯域幅オプションがリリースされ、従来の最大110 MHzからさらに広帯域の解析が可能になりました。これにより、広帯域リアルタイムスペクトラムアナライザ(RTSA)やIQデータキャプチャなどがより強力になりました。

 

RTSAは、断続的または瞬間的な信号を検出するため電波干渉調査などにも不可欠なツールとなっており、測定周波数範囲は、より広帯域であることが常に求められます。そして、IQデータの取得は、無線信号の振る舞いを詳細に調査するための重要なツールにもなっています。アンリツのソフトウェアMX280005A IQ Signal Masterも、この広範なキャプチャ帯域幅に対応するようにアップデートされています。

 

また、Field Master MS2080A にトラッキングジェネレーターオプションが追加されました。このオプションによって、無線送信機等に一般的に使用されるフィルタやタワーマウントアンプなどの特性をフィールドで検査することが可能になります。さらに、オフセットトラッキング機能により、衛星地上局やレーダーサイトで一般的なダウンコンバーターやミキサーの変換損失や帯域幅の測定も可能になります。

 

新しいソフトウェアの追加機能

 

・LTEおよび5Gの国コードとネットワークオペレーター名のデコード機能

・スマート高周波歪測定の自動化

・カバレッジマッピング時、複数の周波数信号を地図上にそれぞれ表示する機能

 

この新ソフトウェアは、既存ユーザー向けに無料でダウンロード可能です。詳しくはアンリツの公式サイトをご覧ください。

 

本製品は、2025年5月28日から東京ビッグサイトで催されるワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2025に出展いたします。

 

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